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第2話 撃沈 [マンションGETで300万返済]

まずは電話。


手にとったマンション販売のチラシに記載されていた0120から始まる、
「モデルルーム見学受付なんちゃら」の番号に電話した。

不動産屋さん「お電話ありがとうございます!カナーリ・オ・シャレナンデス禿杉吉(仮名です)モデルルーム見学受付担当、杉本A子です(ハート)」
自分「あ、あのー、マンション買いたいんですけど、今消費者金融に借り入れが7社、金額で300万円ほど借金してるんですけど、こんなんが買える余地ってありますか?」
杉本A子「あ、はー・・・・ちょ、ちょっと他の担当のモノに変わりますね」(おそらく上司)

電話保留(可愛いメルヘンな音楽が流れる)

上司かと思ったら再び杉本A子「お客様、大変申し訳ございません、ちょっと私共の今回の物件といたしましては、お客様のそのような状況ですと、ご検討は難しい状況かと・・」
自分「ですよね。。。今回の物件以外に、こんなんが買える物件ってありますか?」
杉本A子「あ、はー・・・ちょ、ちょっと他の担当のモノに・・
自分「あー大丈夫です!ありがとうございました!」




しょせん、無理。
そりゃあ、無理。




借金、しかも消費者金融に借金を百万円単位で作っている人間に
まず銀行がお金を貸さないだろう。


そして、マンションを売る側も、そんな人間を相手にしている暇はないだろう。。。




一気にトーンダウン。



したかに思えた自分だったが、なぜか楽しくなった。

そう、僕は19歳で初めて消費者金融に手を染めてからというもの、
その返済に困りながらもなんとか自転車操業でやりくりしつつ
金が足りなくて返せないなら、もっと稼げばいいんだ!と
どうしようもない自分をギリギリ鼓舞しながら転職を重ね
紆余曲折しながらも、世間でも有名な大手IT企業に入ったわけだった。

当時の同世代、つまり30代に突入した脂の乗ったITサラリーマンとしては、なかなかの稼ぎで「借金さえなければ」安定した生活を送りつつ、「そろそろ家買っちゃう?」なんて冗談交じりに言い始めた頃だった。

しかしながら、この1発目の杉本さん(仮名)とのやりとりで
「自分はそんな夢物語には無縁なんだ」
ってことを思い知らされたワケで。。。

借金300万円もある奴が、マンション買いたいとか言ってんじゃねえと。



万が一の可能性にかけた甘い考えの自分と、
派手に打ちひしがれた自分とが重なり、あまりの愚かさに笑ってしまった。




「そりゃそうだよなーw あーあw」

6畳1間のボロアパートの真ん中に寝そべって
チラシを破り捨てたことを鮮明に覚えているw



それから数日、毎日のようにポストに投函されてくる、そのマンションのチラシや
日増しに増加する周辺マンションや戸建て分譲販売などの不動産販売に関する
豪華絢爛でカラフルなチラシをみては、深い溜め息をついていた記憶がある。




そう、ある法則に気づきはじめるまでは。

そして、あのチラシを見るまでは。



~つづく~
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